2006.11.28 Tue
「どうしたんでィ」
「別に。何にもないネ」
何もないという顔ではなかった。二人で逢うようになってから神楽はときどきどこか暗いときがある。大方、万事屋の誰かに怒られでもしたのだろう。銀時に知られたとき、彼は酷く怒っていた。そして「子供に手を出すな」とか、「ロリコンか」とか、「うちの神楽ちゃんに何してくれちゃってんの?」と散々言われたけれど、「自分だって土方とできてるくせに。バラしてもいいんですかィ」と言ったら大人しくなった。
「心配しなくても文句なんて言わせやしねえよ」
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